
「リビング学習」という言葉を耳にするようになって久しいですが、近年では学力向上にもつながるとして注目を集めています。とはいえ、ただリビングに机を置くだけでは、なかなか集中できないもの。
オウミ住宅では、リビングの一角にちょっとした“集中スペース”を設けることで、家族の気配を感じながらも学びに集中できる空間づくりを提案しています。
■多目的に使えるスタディスペース
スタディスペースは子どもの学習だけでなく、テレワークや家事の合間のデスクワーク、さらにはミセスコーナー(メイクスペース)としても活用できます。メイクスペースを洗面所に設けると、夏は暑く冬は寒い…そんなお悩みも、リビングの一角に居心地の良いスペースがあると解消できます。
限られたスペースの中でも、誰かにとっての「お気に入りの場所」があることは、家族みんなが心地良く暮らすための大きなポイントです。

■毎日使う場所だからこそ丁寧に計画を
そんなスタディスペースづくりで意識したいのが、「何を置くか、何に使うか」をしっかり計画すること。ランドセルや教科書、文房具など子どもにとっての必需品だけでなく、メイクスペースとしても使う場合は化粧品などの細かいアイテムも多くなります。収納棚や引き出しをどう設けるか、どこにコンセントを設置するか、照明の明るさや向きはどうするか…毎日使う場所だからこそ、細かな工夫が大切です。
■居心地のよさが家族の満足度を高める
もちろん、スタディスペースの有無や間取りの良し悪しが、子どもの学力を決定づけるわけではありません。でも、居心地の良い「自分の居場所」があることは、日々の安心につながります。安心できる家は、勉強も捗ります。そうした、「安心できる居心地の良い場所」が家の中にあることが、「良い家」のひとつのかたちだと私たちは考えています。
■家族みんなの“好き”を大切に
いくら広くて収納が多い家でも、どこか落ち着かず居心地が悪ければ、そこに暮らす人の満足度は上がりません。大切なのは、家族一人ひとりが「ここが好き!」と言えるスペースがあること。そしてもうひとつ、毎日温かいご飯と清潔な布団があることに感謝できる、そんな日常を当たり前と思わず大切にできる心こそが、家族の幸せを育む土台になるのではないでしょうか。
スタディスペースは、学習だけでなく暮らし全体を支える“居場所”のひとつ。オウミ住宅では、ご家族のライフスタイルに寄り添ったご提案を通して、そんな小さな幸せが積み重なる家づくりを目指しています。