寒くなったり暑くなったり、まあクルクルと温度が変わる冬の終わり。先週より長い間デザイン変更のなされなかった会社案内のパンフレットの在庫が切れそうだということで、写真やイメージを一新しようと私は頭をクルクルさせています。

展示場の写真を新しいものに変え、会社のお客様へ伝えたいメッセージ文章を時代に沿ったものにする。普段使うことの多いパンフレットも改めて見て気づくこと・・・やたらと「夢」という言葉が散らばっている。”あなたの夢をカタチにする会社ですー””we’ll make your dreams””あなたと共に夢をかなえます””あなたの夢のお手伝いをします”

感覚的に・・・”お客様の夢を叶える”というのは少々厚かましいような気もする。そもそも家を建てること、土地を買うこと、その地に住まい暮らすこと、は夢なのか？ただの現実ではないか？家族がいて、子供を育てようとする時に賃貸住むか持ち家住むか、どちらが得か、どちらが幸福感があるかを現実的に検討した結果、家を買う。暮らす家には駅までの距離、買い物、学校、月々の支払い、現実的な要素が優先される。別荘探しのお手伝いであれば、夢を叶えるは正しい。

会社パンフレットに記載すべきメッセージは”あなたの現実をよりよくする会社です”とか”あなたと共に最良の選択肢を探します”なんでしょう。字面に馴染みがなく違和感を感じるが、もう少し頭クルクルして、嘘くさくない本当のメッセージを考えようと思う。